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奴隷オークション
第3章 体験オークション
「かなりかかったね。」
「はい。私もビックリです。」と言いながら封筒を受け取る。
「田中さん会社まで尚を乗せてくれない?」
「はい。いいですよ。」
「良かった。」京香は中に入って尚を呼んだ。
程なく尚が扉から出てきた。
もう服を着て帰る準備は出来てるようだ。
京香が扉から顔を出して「田中さん頑張ってね。動画見てるから。」
「はい。それじゃ尚様行きましょう。」と言いながらバッグを担ぐ。
「これは重いな。」と言いながら階段を上がり始めた。
尚は「よろしくお願いします。」と言いながら田中の後に続いた。
階段を上り玄関を出ると田中は車の後部に回りキーを使いトランクルームを開けた。
後からついて来ていた尚が「私、そこに乗るんですか?」真剣な顔で田中に聞いてきた。
「えっ。違いますよ。尚様は後部座席にお乗りください。」と微笑みを浮かべながら言うとバックをトランクルームに押し込んで閉めた。
田中はリモコンキーを使って車の鍵を開けると運転席に乗り込んだ。
尚は後部座席のドアを開けて乗った。
「よろしくお願いします。」と尚が言う。
「全然大丈夫ですよ。本当はご自宅までお送りしなくちゃならないところです。申し訳ありませんが今日は会社に用事がありまして。」
「はい。聞いています。これから体験調教をするんですよね。」
「はい。そうです。尚様、初調教如何でしたか?」
「はい。凄く良かったです。ご主人様で本当に良かった。京香様は私を上手くリードしてくれたし。」
「身体痛いとことかないですか?」
「あちこち痛いですけど、大丈夫です。なんだか心地いいくらいです。」
「ご主人様が尚様のこと褒めていらっしゃいましたよ。これで晴れて京香様と結婚出来るって。」
「そうなんですっ。ビックリしましたっ。」
「ご主人様は尚様のような奴隷を探しておられたんです。」
「どういうことですか?」
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