パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 体験オークション

「まさにサディストって雰囲気のお方です。お会いすれば斎藤様も感じると私は思いますよ。私も調教して頂きたいと感じてしまいました。」
「そうですか。」
「それではご主人様がお待ちなので行きましょうか。」
「はい。」ドキドキし始めた。
期待と不安が入り混じった感情。
そして軽い興奮状態の私。
監禁部屋を出ると応接室に向かう。
応接室の前につくとアシスタントはノックして「失礼します。斎藤様をお連れしました。」と言う。
中から「どうぞ。」と男性の声。
宏美はドキッとした。
なんだろ？この感じ。
「失礼します。」と扉を開くアシスタント。
そして「斎藤様。どうぞお入り下さい。」とアシスタントはドアを抑えて宏美を中に誘う。
「はい。」宏美は足枷をガシャガシャいわせながら部屋に入る。
入る時「失礼します。」と頭を下げて言う。
頭を上げて田中を始めて目にした宏美は「あっ。」と言葉を漏らすとジャラジャラと鎖の音をさせながら田中に近付くと正座して「ご主人様この度は私のような未熟な奴隷をお買い上げありがとうございます。仮初めの間柄となりますが本日はご満足して頂ける身体ではありませんがご自由にご使用頂き楽しんで頂きたいと思っています。調教よろしくお願い致します。」と頭を下げておでこを床につけたまま頭を上げない宏美。
「うん。いい挨拶だった。」
「ありがとうございます。」頭は下げたままで宏美が言う。
田中は宏美の頭を撫でながら「頭を上げて顔をもっとよく見せなさい。」と言う。
「はい。」と宏美が頭を上げると宏美の顎に手をやり「猿轡をされていたのかな？ほっぺたに跡がある。」
「はい。」
「監禁部屋ではみんなそんな扱いを受けるのかい？」
「いえ。そんなことはありません。ご主人様。」とアシスタントは言ってからはっとした表情を見せた。
「俺は君のご主人様ではないが。」とアシスタントを見つめる。
「申し訳ありません。つい。」と言って頭を下げた。