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奴隷オークション
第26章 運命の週末その1
「病院だよ。」と優しく告げる隆二。
「何処か痛い所はあるかい。」外科医が聞く。
「はい。全身痛いです。」と昌子が答える。
「そうだよな。それじゃ動けるかな。」
「はい。」昌子は自分で確かめる様に身体を動かし始めた。
「座ってくれるかな。」
「はい。」ゆっくり身体を起こす昌子。
「何処か動かないか痺れている所はあるかい。」
「はい。両腕が痺れています。」と昌子は自分が裸だと言う事に気がつく。
「あっ。」恥ずかしさに胸の前で両手を交差する。
さっき出て行った看護婦が戻ってきた。
手には患者着を持っていた。
「これを着てください。」昌子に優しく声をかけて患者着を渡す看護婦。
「あっありがとう御座います。」と昌子が受け取る。
ゆっくりした動作だが上着を着ると診察台から立ち上がろうと床に足をつく昌子。
立ち上がろうと足を踏ん張るが膝がガクガク揺れて倒れそうになる。
隆二が素早く昌子の身体を支えた。
「ごっご主人様。ありがとう御座います。」
「礼はいいから履きなさい。」と優しく声をかける。
「はい。」昌子がズボンを履くのを隆二が手伝う。
ズボンを履くとまたフラフラ診察台に座ろうとする昌子。
「そこには座らない方がいいな。」と広正が声をかけた。
昌子は座るのをやめ振り返って診察台を見た。
診察台は白濁した液体で汚れていた。
昌子は位置をずらして診察台に座る。
「彼が俺の雇い主。君を落札したお金もご主人様が出してくれたんだよ。」と隆二が説明する。
頷く昌子。
「大分中に入れられた様だね。」と広正が訊ねる。
ハッとした表情を浮かべ周りを見渡し口をつぐむ昌子。
「大丈夫だよ。大体の事情はここにいる人達わかってるから。話してご覧。皆君の事が心配で集まってくれた人達だよ。」
昌子は隆二を見つめ目には涙が溢れ出していた。
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