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奴隷オークション
第27章 新たな奴隷
漕ぐのが楽になったせいなのか尚は快感に飲まれていく。
「あーっ。あっ。イっちゃうっ。」イキそうになり漕ぐのがおろそかになりスピードが落ち始める。
尚がイク前に設定されていた10キロを切りピーっと音が鳴り響く。
「あーっ。痛いっ。」乳首、クリトリスやアナルに低周波が流れ始め尚は身体を硬直させて叫ぶ。
広正はバラ鞭を手に持っていた。
「ほら。イキたかったら漕げ。」と尚の背中に鞭を振る。
「うっ。」尚は痛みに耐えてまた漕ぎ始めた。
やがてピーっと音がして低周波が止まる。
「広正。僕は帰るからね。」ニヤニヤしながら傍観していた孝雄が言う。
「あぁ。またな。」帰る孝雄の背中に声をかける広正。
「あっ。あっ。」苦痛が去り快感だけが残る。
「これ楽しいが暇だな。」と手持ち無沙汰の広正。
その時広正の携帯が鳴り出した。
「誰だ。」広正は携帯を取り出して「もしもし。」と電話に出る。
「もしもし。先生お忙しい中申し訳ありません。由香里です。」
「あぁ。この前公園で調教した子か。」
「はい。その節はありがとう御座います。」
「いやいや。俺も楽しませて貰ったから。」
「先生のおかげで主人もすっかりサディストに目覚めて私を奴隷として躾けて頂いています。」
「そう。良かったね。緊縛は教えて貰ってるのかな。」
「はい。先生に紹介して頂いた縄師様に毎晩個人レッスンして頂いています。」
「毎晩かい。それは貴女も大変だ。」
「いえ。毎晩幸せな時間を過ごさせて頂いています。」
「そう。旦那さんも緊縛の虜になったようだね。」
「はい。縄師様を師匠と呼んで熱心に学んでおります。」
「そうなんだ。それじゃ俺の弟弟子だ。ところで今日はどうしたのかな。」
「はい。ご主人様が今晩公園で私を公開調教するので是非先生にもご覧になって頂きたいと申しましてお電話させて頂きました。」
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