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劣情ストーリーテラー
第61章 性欲ゼロのオンナは実在した、それは僕の妻

「これ、ご存じですか?」



くわしくは分かりませんが、大人のオモチャといわれるモノ、ですよね



「そうです、いわゆるピンクローターってヤツです、これは小刻みな振動が性的な刺激になると言う理屈で用いられるアイテムです」



それを、私に



「はい、効果があるかどうかは使ってみないとわかりません、ただ、普通の人たちがやるようにクリトリスに、ああ、陰核のことです、に直接あてるのでは刺激が強すぎると思いますので、際どい距離で性感帯に近づけます」



やってみてください



「音に驚かないでくださいね」



(うぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん)



けっこう派手な音がするんですね



「振動の強弱でかわりますが、それなりにやかましいモノではあります、人によっては音を聞いただけでムラムラしてしまうそうです」



快感を呼び起こすんですね



「あなたにもそれを感じてほしい、最初はくすぐったいかも知れませんが、身構えずに感じてください」



ここまでガチガチに拘束されてたら身構えようがないです



「そうでしたね、ローターの振動を近づけながら、腰まわりを愛撫します」



はい



「太モモの付け根、鼠径部にいっぱいキスをします」



はい、なんか、変な気分ですね



「そういう、ちょっとした気持ちの変化を逃がさないようにしてください」



はい



「腰骨の出っ張っているところ、ここに吸い付かれると腰が砕けてしまう人も多いそうです」



少し、まだ、くすぐったいです



「それでかまいません」



(ちゅっちゅちゅっちゅぱっちゅ)


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