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ガーネット弐番館
第10章 新しい出来事
そんなこんなで、簡単な食事会のつもりが、段々本格的な披露宴みたいになってきてしまった。
その関係で、たあいもないことでも、色々決めることがあって。
ここ数日、1人でバタバタとプチパニックになっている。
「だから、斎藤マネが早く帰れって」
正式なオープンであるGWに向けて、先月ホテルで会った斎藤がここの所よく来ている。
本社とのパイプ役であり、航平からすると上司になる“プロジェクトマネージャー”という役職らしい。
今回は、結婚式を経験したことのある1人としてアドバイスしてくれ、航平にたまには早く帰れと言ってくれたらしい。
「何かすることある?」
...うん。遅いよね。
最初から、いや、せめて先々週ぐらいに、そうしてくれてたら助かったんだけど。
航平の仕事もちょうどその頃が凄く忙しそうで、睦美からは何も言えなかった。
そのおかげて、お義母さんとも電話でだけだけど、すっかり仲良くなった。
まだお会いもしてないのに変な感じ。
「今まで任せっ放しで、ごめんな」
そのマネージャーによっぽど色々聞かされたのだろう。
そんなごめんだなんて、びっくりする。
もうすること残ってないけど、その気持ちが凄く嬉しい。
航平の背中に思わず抱きつく。
斎藤マネージャーありがとう!
航平にはなんて言っていいか分からなくて、抱きしめる腕にぎゅうっと力を入れる。
振り返った航平が、意外にも眉間にシワが寄って、何やら少し怪訝な顔だ。
え、なんで。
「...もう1回シタいの?」
「違うし!」
ん?って顔のまま近づいて唇を奪う。
「睦美が1回1回って言うから、今日だって」
そう言いながら、睦美を膝の上に引き寄せ、パジャマの下に指が這う。
「だから、違うって!!」
パジャマ越しに、睦美の胸の辺りに顔を埋めて、何やら笑っている。
「もう!」
冗談って分かりにくすぎる!
「睦美、好きだよ」
!!
「こっち向いて?」
え、今なんて?
普段、めったにそんな甘い言葉言わないのに。
「も、もう1回...」
ちゃんと聞いてなかった。
航平はこっちを見て言ってくれてたのに。
もう1回、ちゃんと聞きたい。
「ん。いいよ...」
唇が優しく重なって、ゆっくり離れる。
「も1回シよ」
ちがーーーう!!
その関係で、たあいもないことでも、色々決めることがあって。
ここ数日、1人でバタバタとプチパニックになっている。
「だから、斎藤マネが早く帰れって」
正式なオープンであるGWに向けて、先月ホテルで会った斎藤がここの所よく来ている。
本社とのパイプ役であり、航平からすると上司になる“プロジェクトマネージャー”という役職らしい。
今回は、結婚式を経験したことのある1人としてアドバイスしてくれ、航平にたまには早く帰れと言ってくれたらしい。
「何かすることある?」
...うん。遅いよね。
最初から、いや、せめて先々週ぐらいに、そうしてくれてたら助かったんだけど。
航平の仕事もちょうどその頃が凄く忙しそうで、睦美からは何も言えなかった。
そのおかげて、お義母さんとも電話でだけだけど、すっかり仲良くなった。
まだお会いもしてないのに変な感じ。
「今まで任せっ放しで、ごめんな」
そのマネージャーによっぽど色々聞かされたのだろう。
そんなごめんだなんて、びっくりする。
もうすること残ってないけど、その気持ちが凄く嬉しい。
航平の背中に思わず抱きつく。
斎藤マネージャーありがとう!
航平にはなんて言っていいか分からなくて、抱きしめる腕にぎゅうっと力を入れる。
振り返った航平が、意外にも眉間にシワが寄って、何やら少し怪訝な顔だ。
え、なんで。
「...もう1回シタいの?」
「違うし!」
ん?って顔のまま近づいて唇を奪う。
「睦美が1回1回って言うから、今日だって」
そう言いながら、睦美を膝の上に引き寄せ、パジャマの下に指が這う。
「だから、違うって!!」
パジャマ越しに、睦美の胸の辺りに顔を埋めて、何やら笑っている。
「もう!」
冗談って分かりにくすぎる!
「睦美、好きだよ」
!!
「こっち向いて?」
え、今なんて?
普段、めったにそんな甘い言葉言わないのに。
「も、もう1回...」
ちゃんと聞いてなかった。
航平はこっちを見て言ってくれてたのに。
もう1回、ちゃんと聞きたい。
「ん。いいよ...」
唇が優しく重なって、ゆっくり離れる。
「も1回シよ」
ちがーーーう!!