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ガーネット弐番館
第12章 Bridal night
ホテルでご家族にお会いした時は、ご夫婦はもちろん、お子さんの琉尹くんとも仲良さげに見えた。
なのにライバルなの?

「自分の子どもだとしても、奥さん取られるの嫌だって」

斎藤マネージャーが、琉尹くんの目の前で奥さんと仲良くしていると、怒って邪魔しに来るらしい。

なにそれ、可愛い!

そうでなくても、普段から奥さんは琉尹くんにかかりきりで。
2人は付き合いたてのカップルかのように、四六時中べったりイチャイチャしてて。
取られた感がして、寂しい思いをしているんだとか。

「俺も、嫌だな。睦美取られるの」

そんな、今から何の心配してるんだか。

まだ存在してない相手に嫉妬してる?

なんだか、くすぐったい。

「分からないよ。女の子かもよ」

そうなったら、航平がメロメロになって、何より娘のが可愛いってなるかも。
そしたら、嫉妬するのは睦美の方だ。

「女の子...」

何故だか、女の子が生まれると思ってなかったようだ。

睦美お腹の上で、少し考えているようだ。 

睦美は、男の子でも女の子でも、どちらでも大歓迎。
妹の子どもの修也ですらメロメロで、自分の子はもっと可愛いと思う。

「それに。妊娠したら、おっぱい大きくなるみたいなんだよね」

妹が、元々睦美よりは大きいほうだったが、妊娠したら2カップほど大きくなった。
ということは、睦美はCにはなるということだ。

「俺は好きだけど、このおっぱい」

いつの間にか起き上がった航平の指が、パジャマの下から睦美の胸に進む。 

「っ、ちょ...」

その腕をなんとか阻止したものの、持ち上がったパジャマによって覗いた肌に航平の唇が触れる。

「...ん」

優しくゆっくり動く舌に、吐息が漏れる。

その声に気付いた航平が、嬉しそうに顔を上げて、視線が絡む。

そのまま航平が近付いて、睦美も腕を回して引き寄せるようにして、唇を重ねた。

舌を絡ませ、ベッドに深く沈む。

明らかに、眠る前のものではないキスが繰り返される。

なんとか手で航平の肩を押して、わずかに隙間を作る。

「寝るんでしょ」

「ん。寝るよ」

遮られた手を掴んで、その指を口に含む。

いやらしい舌使いと、その視線に睦美のお腹の奥がきゅうっとなる。

「...もうちょっとシてから」

「ん...」

押しやったはずの航平に、腕を回し直した。
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