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ガーネット弐番館
第6章 ルール
何を言ってるんだろう。
甘い言葉が、変に睦美を冷静にする。
絶対、なんか別の意味があるでしょ。
それか、お得意の冗談?
からかって楽しんでるんだわ。
「ダブルでも狭い、よ」
淡々とそう言って、体に巻きついた航平の腕から逃れ、自分のベッドに登る。
このままだと眠れなくなる。
もういつもの眠る時間は過ぎているのだから。
「じゃ、キングサイズ?」
キングサイズって、どのぐらいなんだろ。
一瞬考えそうになったけど、昔から1人で眠りたい睦美にとって、布団のサイズの問題でもない。
「...おやすみ」
布団を頭から被るようにして、無視を決め込む。
しばらくこちらに視線を向けていただろう航平も、諦めて布団に入り直したようだ。
ほんっと冗談が全く笑えない。
固く目を閉じる。
甘い言葉が、変に睦美を冷静にする。
絶対、なんか別の意味があるでしょ。
それか、お得意の冗談?
からかって楽しんでるんだわ。
「ダブルでも狭い、よ」
淡々とそう言って、体に巻きついた航平の腕から逃れ、自分のベッドに登る。
このままだと眠れなくなる。
もういつもの眠る時間は過ぎているのだから。
「じゃ、キングサイズ?」
キングサイズって、どのぐらいなんだろ。
一瞬考えそうになったけど、昔から1人で眠りたい睦美にとって、布団のサイズの問題でもない。
「...おやすみ」
布団を頭から被るようにして、無視を決め込む。
しばらくこちらに視線を向けていただろう航平も、諦めて布団に入り直したようだ。
ほんっと冗談が全く笑えない。
固く目を閉じる。