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ガーネット弐番館
第9章 現実と理想と
「あっ...も、だめ...」
そう言いながらも、航平の上で睦美の腰は止まることなく動き続ける。
にちゃにちゃといやらしい水音が、すっかり明るくなってきた室内に響いている。
昨日の夜から何度も、体を重ねては少し眠る、を繰り返し。
もう今が何度目かは分からない。
カーテンを開け放したままだったので、今やよく互いのことが見える。
「...ん」
航平が起き上がってきて、ベッド上で向かい合わせで座るように抱き合う。
「も、ほんっと...やめないと」
「うん」
「航平、仕事...に行くんで...しょ」
「そうだよ」
「ごは...んも食べな...きゃだし」
「まだ大丈夫」
ベッドのスプリングを使って、航平が抱きしめた睦美の体を揺らす。
小さく飛び跳ねながら、なんとか声を振り絞っているのに、航平は相変わらずだ。
喋り続けようとする睦美の口が塞がれ、そのまま押し倒された。
「もうちょっと、だけ」
「そう言って、さっきも...んあっ、いいっ」
声をあげながら、滑らかに動き出す航平の体に腕を回した。
「ほんっと時間ないよ〜」
シャワーを浴び、着替えと軽く化粧をして、ホテルの朝食ビュッフェに急ぐ。
同じ建物内とはいえ、移動を考えると航平は15分ぐらいしか時間が無い。
「俺はいいよ。睦美は時間があるから、1人でゆっくり食べたら」
航平はそう言うけど、こんな豪勢なホテルで1人で朝食とか寂しすぎる。
それに、航平も何か食べないと。
半ば無理やり腕を引っ張って来た。
指定のレストランは、泊まったお客さんでちょうど溢れている時間だ。
最上階で見晴らしが素晴らしく、天井も高いので、人が多くてもゆったり感じられる。
案内されたテーブルは、2人向かい合わせのテーブル。
スタッフさんの説明もそこそこに、料理を取りに行く。
流石の有名高級ホテル、料理の品数がとても多い。
パンだけでも、10種類近くが置いてあり。
バターやジャムは無論既製品ではない。
料理も、和食や洋食はもちろん。
中華風のお粥や、タイ風の焼きそば、などなどテーブルに溢れんばかり。
フルーツにデザート、ドリンクも数十種類。
めぼしいものをちょっとずつお皿に乗せて、テーブルに戻る。
航平は、ご飯と卵料理でもう食べ終えかかっていた。
「すげーな」
そう言いながらも、航平の上で睦美の腰は止まることなく動き続ける。
にちゃにちゃといやらしい水音が、すっかり明るくなってきた室内に響いている。
昨日の夜から何度も、体を重ねては少し眠る、を繰り返し。
もう今が何度目かは分からない。
カーテンを開け放したままだったので、今やよく互いのことが見える。
「...ん」
航平が起き上がってきて、ベッド上で向かい合わせで座るように抱き合う。
「も、ほんっと...やめないと」
「うん」
「航平、仕事...に行くんで...しょ」
「そうだよ」
「ごは...んも食べな...きゃだし」
「まだ大丈夫」
ベッドのスプリングを使って、航平が抱きしめた睦美の体を揺らす。
小さく飛び跳ねながら、なんとか声を振り絞っているのに、航平は相変わらずだ。
喋り続けようとする睦美の口が塞がれ、そのまま押し倒された。
「もうちょっと、だけ」
「そう言って、さっきも...んあっ、いいっ」
声をあげながら、滑らかに動き出す航平の体に腕を回した。
「ほんっと時間ないよ〜」
シャワーを浴び、着替えと軽く化粧をして、ホテルの朝食ビュッフェに急ぐ。
同じ建物内とはいえ、移動を考えると航平は15分ぐらいしか時間が無い。
「俺はいいよ。睦美は時間があるから、1人でゆっくり食べたら」
航平はそう言うけど、こんな豪勢なホテルで1人で朝食とか寂しすぎる。
それに、航平も何か食べないと。
半ば無理やり腕を引っ張って来た。
指定のレストランは、泊まったお客さんでちょうど溢れている時間だ。
最上階で見晴らしが素晴らしく、天井も高いので、人が多くてもゆったり感じられる。
案内されたテーブルは、2人向かい合わせのテーブル。
スタッフさんの説明もそこそこに、料理を取りに行く。
流石の有名高級ホテル、料理の品数がとても多い。
パンだけでも、10種類近くが置いてあり。
バターやジャムは無論既製品ではない。
料理も、和食や洋食はもちろん。
中華風のお粥や、タイ風の焼きそば、などなどテーブルに溢れんばかり。
フルーツにデザート、ドリンクも数十種類。
めぼしいものをちょっとずつお皿に乗せて、テーブルに戻る。
航平は、ご飯と卵料理でもう食べ終えかかっていた。
「すげーな」