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蜜な時間はあなたと共に
第5章 不穏な再会と湯けむりに濡れる彼の愛

「ごめんなさーい…」
「良いよ。不安な気持ちを言ってくれてありがとう。よしよし」
「でも、私…春人に…」
「分かってるよ。はい、この話も終わりやで」
春人の胸に顔を埋めて泣き続けた。
涙が引くまでずっと身体を貸してくれて、身体を離す頃には涙でビショ濡れになっていた。
「ほら、お酒飲んで」
「うー、飲む…」
涙で酔いが覚めてしまったので、グラスに並々と注がれたお酒をグイグイと飲み干した。
春人も一緒にお酒を飲み始め、しばらくしてまた口移しから濃厚なキスをするけど、今度は私からもお酒を口移しした。
「はぁ…はるとぉ…」
お互いの口から垂れたお酒を舐めながらキスを繰り返し、布団に倒れ込む。
私の不安を打ち消すような熱いキスに、身体を震わせながら春人にしがみ付く。
「茜さん、今から茜さんの全部見せて…」
「全部…」
「茜さん、1番触って欲しいとこ、見せてや…」

