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蜜な時間はあなたと共に
第7章 不安を溶かして…

未だに食べさせてもらうのは恥ずかしくて慣れない…
残り一口で掬ったケーキの量が多かったのか、口に収まりきらずにクリームが少し口の端に付いてしまった。
指で拭うより先に春人が近付き、舌でクリームを舐め取った。

「んっ…」
「美味し…」

色気を漂わせながら自分の唇を舐め、再び私をカーペットに寝かせた。
目を閉じると瞼にキスを落とされ、額からこめかみ、頬へと丁寧に唇が触れる。

唇に指先が触れて、輪郭をなぞるように動く。
唇が少し痺れるような気持ち良さを堪能していると、開いた唇に春人の指が差し込まれた。

指が少しヌルヌルして甘い…さっきのクリームを付けたんだ…
クリームの残りを最後まで味わうように、春人の指に下を這わせ、しゃぶり付く。

チュ、チュウ…

「ふっ……」

目を開けるとすぐ目の前に春人が居て、ニッと笑ってから口内の指を抜き取った。
指にベットリと付着した唾液を自分の舌で丁寧に舐める。

舌の動きを見ていると、指先を私の大事な箇所に見立てて舐められているように感じ、身体の中心がキュッと疼いた。




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