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第7章 不安を溶かして…

口呼吸をした際、口内に唾液が流し込まれ、唾液を引きながら春人が離れた。
自分の唇を舐めながらこちらを眺める春人を見ながら、口に溜まった唾液を飲み干した。

「え、飲んだ？」
「うん…」
「自分でもかなりアブノーマルな事しちやったと思ってたけど、まさか飲んでくれるとは…」

春人は顔を側面にずらすと、耳に息を吹きかけて軽く歯を立てて耳に噛み付いた。
弱く噛みながら、耳の縁を舐めて息を送り込む。

「ふんん…はうっ…」
「茜さん、大好き…」

耳に掛けられる4つの刺激に悶えて、脱力しているうちにシャツのボタンを外され、胸やお腹に手の平を滑らせる。

「キャミソール着てなかったん？」
「ん、暑かったから…」
「シャツの下がブラジャーとかエロい…」
「あんっ、耳元で喋っちゃだめ…」

大好きな彼氏に低音の良い声で囁かれて感じない人なんて居ない。
耳から生まれる快感が徐々に下半身を湿らせる…