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蜜な時間はあなたと共に
第3章 復活ライブ

術後じゃなかったら、U.A.とライブの時間が重なるのは気にならんのに…
色々と考え過ぎて気持ちが落ち込んでいた俺…
『俺の知らんとこで色々進み過ぎちゃう?本番で声出やんようになるって最悪のパターンを想像してないん?』
『ハルさん大丈夫ですよ、リハでは絶好調じゃないですか?その調子なら、Wind Hillで絶対良いライブ出来ますよ!』
マネージャーは根拠の無い自信でエールを送ってくれるけど…
それが余計に俺の不安を煽る…
『1週間前やのに、全然気持ち固まらんな…こんな弱いとこ見せられへんよ…』
フェスの1週間前で、メンバーにもこんなに落ち込んでるダサい姿を見せらへん…
茜さんにも心の奥に溜まった怖さや不安を打ち明けたら「弱い」と思われそうで嫌で、本心を打ち明けられへんかった…
ポリープの術前から抱え込んでいたドロドロした気持ちを夜遅くまでマネージャーにダラダラと喋っていた。
そんな俺でも、マネージャーは嫌な顔せずに話に付き合ってくれていた。

