パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 スーツ姿でデート

「お疲れ様でーす」
「お疲れ様」

定時を少し過ぎてから会社を後にして、ラインで彼に連絡を取る。

[仕事終わったよ]

メッセージを送ってすぐに既読が付き、「お疲れ様」とポメラニアンがお茶を出すスタンプが送られてきた。

[お疲れー(´∀｀)デートの待ち合わせ場所は浜田楽器店やでー]

今日は彼、春人と久しぶりに外でデートをする事に。

デートは嬉しいけど、車でのデートではないみたい。
人気若手ロックバンドのボーカルである彼が歩いていたら、誰かしら気付かれるかもしれない…
しかも彼女連れだと知られたら…

春人曰く「バレないよう対策はしてある」らしいけど…

不安と期待を抱きながら、待ち合わせ場所の楽器店に。
ちなみに浜田楽器店とは、春人と付き合う前に訪れた店で、春人が機材関係でお世話になっているらしい。

春人と店長さんは知り合いだから人通りも多くないこのお店で、人目を気にせず、気兼ね無く待てるのかもね…