この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蜜な時間はあなたと共に
第3章 復活ライブ

久保ちゃんに大切な人らの事を気付かせてくれやんかったら、プロの意識もちゃんと持たないまま、中途半端なライブをしてたやろうな…
「久保ちゃんがマネージャーになってくれてホンマに良かったわ。俺らでも気付けやん事いっぱいあるからさ、これからも秦野さんと一緒に俺らの事サポートしてな?たまに喝入れてな」
「は、はいー!!」
久保ちゃんが泣き止むのを待って控え室に戻る途中で、あるグループに待ち伏せされていた。
「おい、ハル居てたぞ!」
「はっ!?」
待ち伏せしてたのはU.A.と普段から仲良くしてるJackを含むバンド数組。
何故か皆表情が険しく、特に酷いのはU.A.のボーカルのミナトさん…
「え、な、なに…!?」
「何じゃねえよ…この俺達からお客さんもファンも持っていきやがって…」
もしかして、U.A.の客席いっぱいじゃ無かったん…?
ミナトさんが指を鳴らしながら近付いてくる…
「ハルー……」
「えー、ちょっ、殴るのは勘弁し……」

