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蜜な時間はあなたと共に
第5章 不穏な再会と湯けむりに濡れる彼の愛

「どないした?」
「えっと…カッコいいなって思って…」
「えー、嬉しいー♡茜さん綺麗よー、似合ってるでー」
はにかみながらお互いを褒めるなんて、完全にバカップルだ…
緩んだ空気を変えようと、隣のお土産コーナーに目をやる。
「明日お土産買うくらいの時間はあるけど、ここで買う?」
「んー、あっ!この瓶綺麗…」
お酒の入ったその瓶はまるで硝子細工みたいに繊細で綺麗。
「お酒何種類か買う?」
「え、いや…見てただけだから…」
「飲もうよ。夕食で出るお酒だけやったら足りやんと思うし」
「でも、春人は大丈夫なの?まだ復帰して1ヶ月でしょ?」
「俺は大丈夫やで」
お金を出そうとしたら、春人に止められたので、大人しくソファに座る。
ただでさえ宿泊代を出してもらってるのに、お酒代は払わせてよ…
「あれ、茜……」
隣から私を呼ぶ声がして、声がする方に向くと、そこに居たのは…
「久しぶりだね…」
「修二さん…」

