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鳥籠
第3章 chapter 3 幼い男の難しさ
「アアッ.......ケイさん.....ケイさん....イック」

お腹の上に散らばった精液が、熱を伝え、肌寒い事を伝えた。

少年は丁寧に自分の子種を拭き取り、子犬のような眼差しでいつも私を見た。

「スグルくん.....終わりよ、この関係..家庭教師もね。」
語気を強め、立場の優劣を目の前にさらし、別れを切り出した。そうしなければ、こじれてしまう。

「終わり.......って.....なんで....?」
子犬のような瞳は、顔を歪める前に涙を流した。

「なんで.....なんで終わりなの?.....なんか悪いこと.....そっ..そうだ!」
ごそごそと、見慣れた学生バックを慌てて漁っている姿にかわいさを感じたが、欲望に変わるものではなかった。

男と言うより、誰かの息子を抱き、舐め、しゃぶり、突かせ、股がり、欲望で窒息させ、麗しい口に愛液を注ぎ込み、鼻には女の蜜の匂いを染み込ませた。

そんな私が口にしてはいけない事だが、やはり私は大人で、スグルは子供なのだ。


「っこれ...これっ買ったんだ」

若いブランドの、若い柄のネックレスがふたつ揺れていた。

「返してきなさい、それと、スグル君はなんにも悪くないよ」

「じゃあなんでよ!....僕わからないよ...ケイさんにとって、今まではなんだったの!?」

私にとっては、単純に衝動的なセックス。

それ以上でも、以下でも無かった。

しかし彼が口内に射精するとき、お腹の上に射精するとき、耳を愛撫されほっそりとした首が伸び、小刻みに揺れながら喘ぐとき、見惚れるほどの美しさを翻弄した気になれた。

その感情は、一時夫の不貞や、倒錯的な未成年との情事への罪悪感、すべてをまろやかに濁してくれた。

「私とあなたじゃ、一回り以上年が違うのよ」


「年なんて関係ないよ!」

「あなたは私が処女を無くした年に生まれたのよ...」

「関係ない!」

「私が40になる頃、あなたはようやく社会人になるのよ?」

「そんなこと全然関係ない!」

私がなにかを言いかけ、言葉をすぐに見失いうつむき直す。

「無理よ、これはお互いにとって恋じゃないの」

「解って?」

ピンポーン

「ママ~?鍵無くしちった~」
玄関の奥から子供の声がした。すぐに子供を迎え、スグルを帰さなければならなかった。
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