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えっちなおもちゃ
第8章 躾をされたカラダ
我妻と付き合い出した凛々子はアダルトショップ遊&愛には通わなくなった。
当然、外で会えるからだ。

とはいえ、正直我妻とのセックスは物足りなさも感じてはいた。
しかしそれを自慰で満たすことはしたくなかった。

だから遊&愛には行かず、普通にデートをするだけにしていた。
我妻も凛々子にアダルトグッズの実験みたいなものはしたくなかったのか、セックスに玩具を使うことはなかった。

それがよけいに凛々子をもどかしくさせた。


女性の社会進出とか男女平等なんて言葉はどこでも耳にする言葉となった。
しかしそんな言葉が世の中に溢れているということは、裏を返せば男女は平等ではないことの証拠であるし、女性の社会進出はまだ弊害があるということの証拠でもある。

特にこの現代においても女性が『性』に開放的であることは好ましいとされていない。
だから凛々子は自分の性欲を隠した。
恋人とのセックスで満足しきれない自分の身体を恥ずべきことだとさえ感じていた。




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