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第11章 晒け出す二人

午前一時半。
凛々子はテレビを付ける。

普段は観ない深夜番組をつけたのには理由がある。
最近流行っているものなどを紹介する番組に遊＆愛の声の出るオナホールが紹介されるからだ。

あまり見慣れない若手芸人がスタジオで品のないトークを交えながら番組を進行していく。

「次にご紹介するのはこちらの商品です」

そう言って取り出されたオナホールにカメラがズームアップしていく。

「こちらの商品、リアルということにこだわって作られた最新のオナホールなんです。挿入口も、ほら、このようにリアルなためモザイクをかけております」

ズームされた映像は司会者が言うとおり、モザイクをかけられた映像になっていた。
それが自分の性器のかたちだと思うと凛々子は改めて恥ずかしくなってしまう。

「こちらのオナホール、何が新しいかと言いますとこちらのイヤホンをつけて見ればわかります」

出演者たちはイヤホンをつけ、代わる代わるに弄って反応の声を聞いて盛り上がっていた。
たくさんの男達に自分のカタチが弄られるのを見てなんだか不思議な昂ぶりを覚えてしまう。

映像が切り替わり遊＆愛に取材に行くVTRが流れる。
開発者代表として我妻がインタビュアーに答えていた。