この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
えっちなおもちゃ
第6章 凛々子のきもち
元カレの神崎との再会は凛々子の心を掻き乱した。

それはまだ好きか好きじゃないかという単純な問題ではなかった。

神崎の言った『凛々子はどこか寂しげで、神崎に依存しすぎている』という言葉が脳裏に焼きついていた。
実際高校の頃の凛々子は神崎の言うとおりだった。

普通の恋人同士みたいに映画を観たり、お祭りに行ったりというデートを凛々子は望んでいた。
しかし神崎はそういったデートなどはしなかった。
たとえ映画を観に行ったとしても映画館の暗闇で身体を弄られ、声を我慢するゲームになっていたし、お祭りに行っても花火の打ち上げ音に合わせて突き上げられる野外セックスを愉しむ企画に変わっていた。

しかし、それでも凛々子は神崎を愛した。
そして神崎が望むとおりに責められた。
それは依存しているといってまず語弊のないものであった。

その全てを神崎に見透かされていたと思うと申し訳ない気持ちにさえなる。

だから全てをやり直すように付き合えるかといわれれば素直に頷けないのも事実であった。
神崎と付き合えばまた高校時代のように、いやそれ以上に身体を弄ばれることは間違いない。
神崎の玩具として、性の遊戯を受け入れなくてはならない。

甘美ではあるがそれが果たして自分の求めているものなのかと聞かれれば素直に頷けない凛々子であった。

/218ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ