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えっちなおもちゃ
第6章 凛々子のきもち
元カレの神崎との再会は凛々子の心を掻き乱した。
それはまだ好きか好きじゃないかという単純な問題ではなかった。
神崎の言った『凛々子はどこか寂しげで、神崎に依存しすぎている』という言葉が脳裏に焼きついていた。
実際高校の頃の凛々子は神崎の言うとおりだった。
普通の恋人同士みたいに映画を観たり、お祭りに行ったりというデートを凛々子は望んでいた。
しかし神崎はそういったデートなどはしなかった。
たとえ映画を観に行ったとしても映画館の暗闇で身体を弄られ、声を我慢するゲームになっていたし、お祭りに行っても花火の打ち上げ音に合わせて突き上げられる野外セックスを愉しむ企画に変わっていた。
しかし、それでも凛々子は神崎を愛した。
そして神崎が望むとおりに責められた。
それは依存しているといってまず語弊のないものであった。
その全てを神崎に見透かされていたと思うと申し訳ない気持ちにさえなる。
だから全てをやり直すように付き合えるかといわれれば素直に頷けないのも事実であった。
神崎と付き合えばまた高校時代のように、いやそれ以上に身体を弄ばれることは間違いない。
神崎の玩具として、性の遊戯を受け入れなくてはならない。
甘美ではあるがそれが果たして自分の求めているものなのかと聞かれれば素直に頷けない凛々子であった。
それはまだ好きか好きじゃないかという単純な問題ではなかった。
神崎の言った『凛々子はどこか寂しげで、神崎に依存しすぎている』という言葉が脳裏に焼きついていた。
実際高校の頃の凛々子は神崎の言うとおりだった。
普通の恋人同士みたいに映画を観たり、お祭りに行ったりというデートを凛々子は望んでいた。
しかし神崎はそういったデートなどはしなかった。
たとえ映画を観に行ったとしても映画館の暗闇で身体を弄られ、声を我慢するゲームになっていたし、お祭りに行っても花火の打ち上げ音に合わせて突き上げられる野外セックスを愉しむ企画に変わっていた。
しかし、それでも凛々子は神崎を愛した。
そして神崎が望むとおりに責められた。
それは依存しているといってまず語弊のないものであった。
その全てを神崎に見透かされていたと思うと申し訳ない気持ちにさえなる。
だから全てをやり直すように付き合えるかといわれれば素直に頷けないのも事実であった。
神崎と付き合えばまた高校時代のように、いやそれ以上に身体を弄ばれることは間違いない。
神崎の玩具として、性の遊戯を受け入れなくてはならない。
甘美ではあるがそれが果たして自分の求めているものなのかと聞かれれば素直に頷けない凛々子であった。