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MILK&honey
第14章 ふわっふわの、可愛いやつ

「……止めとけって、なんで?」
なんで?買うくらい良いよね?
……という心の声が漏れたのか、朔は俺の両肩にがっ!!と手を乗せた。
「いいか、よく聞け。あれは、部屋着じゃねえ。……パジャマだ。」
「……え゛」
ぇぇええええええええ?!
パジャマっ……?!
部屋着じゃ、ねーの……?!
あんな、ふわっふわでもこもこでぽんぽんが先にくっ付いている紐付きの、着たらすげー寝にくそうな上に紐で首が絞まりそうなパーカーが、パジャマ……だと……?!
「お前、巧の妹ともう寝たのか?」
「寝っ……?!」
……不潔よッ、朔くん!!
るりちゃん、まだ高校生だぞ?!
寝てねーし!寝た訳ねーーーし!!
朔の言ってる意味以外でも、あらゆる意味で、寝てねーしっ!!
添い寝もしてねーし、触ってもねーし、キスも、何も、してねーし!!
ぎゅってした事は有るけど性的な意味は全く無かったし、そういう意味では手も繋いでねーわ!!
……………虚しい……………。
一人で考えて、一人で落ち込む。

