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MILK&honey
第16章 ……聞かなかった事にしよう。

「る……あれ?」

 駅の本屋に、見慣れた制服が居た。
 長袖に変わった、襟の飾りが特徴的なセーラー服。
 声を掛けようとして、違和感に気付く。
 
「……姫ちゃん!?」
「あ……光さん?」

 近付いてみたら、るりちゃんじゃなかった。
 友達の姫ちゃんだ。

「久し振り!るりちゃんと来たの?」
「ご無沙汰してますー!今日こっちの方に用事があって、ここまで着いて来ちゃって……るりはもうお家に行きましたよー」

 ……そっか。
 姫ちゃんにそう言われる位、俺はきょろきょろしてたのか。
 にこにこしている姫ちゃんは、最近本屋に山を成している、分厚い付録付きのムック本を持っている。

「それ、買うの?」
「うん!どこも売り切れてて……ここにあってラッキーでした!」
「へー……売り切れ……」

 思わず、姫ちゃんの持ってる雑誌をじーっと見てしまう。

 売り切れていたという、その雑誌の付録は。
 今俺の中でアツい、スノープリンセス……略してスノプリの、ヘアゴムだった。

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