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第23章 「いっしょに、いきたい」

「何？」

「いくの、私だけなの……？」

「え゛」

　振り向いて聞いたら、かーさんの目が、真ん丸になった。

「私だけなんて、やだ……いっしょに、いきたいっ……」

　私だけ気持ち良くして貰うなんて、子供扱いみたいで、嫌だ。出来れば二人とも、気持ち良くなりたい。

「っぐ」

　かーさんがなんだか変な音を立てて、キスされた。キスと一緒に、たくさん触られる。

「あ！だめ、そんなにしちゃ、やぁあ！」

　なんか、来そうになっちゃう……！！
　腕をぎゅっと握ったら、

「分かった。……こっち向いて、膝付いて」

「きゃ」

かーさんが私を膝に持ち上げて、横抱きにした。ガーターとストッキングはそのまま、スカートだけ脱がされて、向かい合わせに抱っこされた。

「ごめん、ちょっと手伝って」

「え？」

「俺のパンツの後ろ、脱がしてくれる？」

「……こう？」

　かーさんが私ごとお尻を持ち上げたから、言われた通りに後ろを脱がす。
　……お尻、固い……私と全然違うんだ……。

「るりちゃん？」

「なに？」

「ケツ、撫でないで……気持ち良くなっちゃうから」

「っごめんなさいっ！！」

　お尻触らないでって言われるなんて、痴漢みたいっ……そういうの、痴女っていうの？