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MILK&honey
第25章 「……最後まで、しよ?」
「ほんっとごめんっ!全っ部、俺が悪いっ!!」
そう言って、むぎゅーって……潰される……。
「卒業式でだって泣いてねーのに、ババ……スパ……とにかく泣くほど悲しくさせちゃって、ごめん!」
重たい物は上じゃなくって横に移って、潰れる心配は無くなった。相変わらずぎゅーってされてる感じはするけど、そんなには、苦しくない。
お布団ごと抱き締められて撫でられてるのを感じながら、鼻をすんすん鳴らしていたら。
「……やり直す?『初めて』」
お布団越しでも分かるくらい神妙な声が、くぐもって聞こえた。
「……やりなおす?」
お布団から頭だけ出したら、ほっとしたみたいに笑われて、目の下の濡れてるとこを指で拭われた。
「ん。お風呂とか、着替えとか……今からでも、るりの思ってた通りにしよっか?」
「やだ。」
「へっ。」
即答したら、手が止まった。
「……やだっ」
お布団をよけて、ぎゅっと抱き付く。
体中ぺたっとくっつけると、躊躇いながら抱き返してくれた。
「やだぁ……」
私が濡れてるのと同じ様に光も思ってくれてるかどうか確かめたくて、太腿を絡ませて擦り付ける。
布越しのそこは想像したより熱くて存在感が有って……思わず、脚を引きかけた。
けど、それは許して貰えなかった。
逆に腰を引き寄せられてぐりっと押し当てられて、頬から顎を掬われて、噛み付くみたいにキスされる。
「ん、んっ……ん……」
夢中で、キスについて行く。
「……もしかして……このままのが良いの?」
「……っ……ぁ……」
髪にキスされて、シャツの中の裸の背中を撫でられる。
舌と唇が忙し過ぎて気付かなかったけど、いつの間にかブラのホックは外されていた。背中の上から下まで止まらずに何度もするりと滑る指に、変な声が出そうになる。
「ん……ばかっ……いじわるっ」
見上げて睨んで、にやにや緩んだ頬っぺたをむにっと引っ張った。その手も捕まえられて、キスを落とされる。
「……だよな……」
ぎゅうっと、抱き締められる。
それがほどけると背中の手が胸に回って、指がブラを押しのけた。
「……無神経っ……女の子の敵っ……」
「仰る通りです。ごめんこんな奴で」
言ってる事は、しおらしいけど。
光はあちこちにちゅっちゅって唇で触りながら、いろんなとこを弄り始めた。