この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
MILK&honey
第25章 「……最後まで、しよ?」
「……ぁ……んっ……んんっ……」
「気持ちい?」
嬉しそう。いやらしい触り方をしてる癖に、こどもみたいに無邪気に聞いてくる。
いやらしい触り方……って思っちゃうのは、もしかして私が、いやらしく触って欲しいって思ってるからなのかな……。
「……どんかんっ…………すき……」
キスしたくなって自分から唇に近付いたら、触れた瞬間あむって食べるみたいに、唇を唇で挟まれた。
「俺も、好きっ」
気持ち良い。
素肌に触れる手のひらも、気ままにキスしてくる唇も、体をくっ付け合っているのも、全部気持ち良い。
下着なんか、どうでもよくなる。今触れているのを止めてまで、体裁をちゃんとなんて、しなくってもいい。
光は、今度は耳たぶをはむっと食べた。
「やぁん……」
くにゅくにゅ遊ばれて、ちゅんっと離される。
「好き、すげー好き。……この格好も、すんげーかわいい。」
「……うそ……」
ばかで鈍感で意地悪で無神経で女の子の敵で、その上嘘吐きまで加わって。
私の好きな人は、とうとう極悪人になった。
「嘘なんかじゃねーよ?可愛いって、この格好!」
……かわいい?
下着は卒業式っぽく白レースにしたから可愛いかもだけど、見えないし。
見えてるのは、黒いシャツ、黒いスパッツ、まだ脱いでなかった黒いハイソックス……全部、黒。まっくろ。
……可愛くなくない?
「……ひかるのうそつきっ……」
「や、ほんとだって!なんてーの?……黒猫ちゃんみてーに可愛く見えてっから!!」
「え、くろねこっ……ぁん!?」
今度は、お尻を上から下まで撫でられる。ほんとに毛並みを撫でられている猫になった様な気がしてくる。
「あー……お尻、ふわふわワンピースみてーに、ふわっふわ……」
「……っ……やんっ……あ、ゃぁあん!」
素材はスノプリワンピとおんなじだから、触り心地は似てるかも、なんて思えたのは一瞬だった。
お尻から下がった指が、脚の間をくすぐり始める。くにゅっと谷間に埋められて、脚の間が開いてきちゃう。
「ほんっと、かわい……そろそろ尻尾が生えて来んじゃね?」
「にゃっ!?」
言われるなり、スパッツとショーツを、一気につるんとお尻から剥かれた。