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MILK&honey
第11章 「彼っ、が居るので、困りますっ!」

どうして、今頃来たの?!
どうしよう。
断らなきゃ。
「っ私っ……彼っ、が居るので、困りますっ!」
……言えた!言えたよ、かーさん!
でも。
「うん、見てた」
「え?」
一言で退いてくれる様な人じゃ、なかったみたい。
「仲良さそうだね。けど、先の事は分からないよね?」
「えっ」
「待ってたら、駄目かな」
先の事は、分からない……?
待ってたら……?
何を、待つの?
「とりあえず、友達になってくれない?僕の事をもっと知って貰って、いつか振り向いてくれたら」
「無理ですっ!!」
「えっ」
「無理です、だって私は、ずっとっ……」
だって私は、ずっと、
かーさんと一緒に、
ご飯が食べたいんです。
……え?
私、そんな事、思ってたっ……??
うそっ……
顔が勝手に熱くなる。

