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少女は愛を歌う
第1章 はじまり

中学生〜入学式〜
一人一人、名前を呼ばれ返事をし立つ。
「御影聖羅」
『はい』
ザワぁ
「見ろよ、めっちゃ可愛いぞ」
「本当だー綺麗」
「新入生代表の言葉、御影聖羅」
『はい』
「あの子だ」
「頭もいいんだ」
『春の暖かな日差しがー』
その少女は完璧だった。
頭脳明晰
運動神経抜群
容姿端麗
性格もよし
言う事の無しな存在で学校中に広く名前が知られた。
クラスの自己紹介でも
『御影聖羅です。出身小学校は◯◯小学校です。一年間よろしくお願いします。』
ぱちぱちぱちっ
完璧だからこそ…
「………………」
こんな事になってしまったんだ。

