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第1章 人妻緊縛倶楽部　1－4

な背徳感も、夫以外の男性に身体を

蹂躙されると言う緊張感もない。

　あたしはセックスそのものではなく

セックス以外の官能を求めてしまっている。

　夫の顔を直視できなかった。

安らぎに満ちたセックスの余韻に浸る雰囲気を

欺瞞の中で演技しているような気持ちになりながら、

健人がどう感じているか、

聞くことが出来ない問いを頭の中で繰り返し反芻する。

もう普通のセックスでは満足できなくなっているのかもしれない、

ぼんやりとそんな思いに囚われた。

　あの時、あたしはこの男たちに犯されて

しまうかもしれないと本気で思った。

観覧などと言っているけれど手枷足枷で自由を奪われ、

抵抗できない状態では蹂躙されるに任せるしかない。

　そう思いながらあたしは決して嫌ではなかった。

夫を裏切る事は抵抗があったけれど、

それは結果であたしから進んで身体を開いた