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人妻緊縛倶楽部
第5章 人妻緊縛倶楽部 8-
車から降りる時、すぐに降りられず躊躇した。

「どうした震えているのか?」

 あたしの身体に悪寒が走っている。

緊張で身体が細かく震えていた。

それは恐怖ではなく、被虐の快感と、もし

人に見られたらと言うスリルからだった。

 相原は車から降りると助手席まで迎えに

来てドアを開け、「これを付けるから動くな」

とあたしの上に屈みこんだ。

 カチャリと音がして冷たい金属製の首輪

があたしに嵌められる。

その首輪からは細い銀色の鎖が伸びて相原

の手の中におさまっている。

あたしの自由も相原の手に握られていた。

ランジェリーだけの半裸で首輪を付けて

引きまわされる自分の姿にあたしは絶望しながら興奮していた。

 どうして?どうしてなの?

こんな状況に快感を覚えるなんて。

「どうだ、興奮するだろう?

誰かに見られるかもしれないんだぞ」
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