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人妻緊縛倶楽部
第7章 人妻緊縛倶楽部 10-
 VIPルームのマホガニーの応接セットのテーブルの

上には豪華なオードブルの皿が置かれ、その周りに軽食

とフルーツの皿が並べられていた。

ソファーには二人ずつ向かい合わせに男性が座っており、

あたしたちはその間に挟まれるように席に着いた。

「ディオールです」

「いやあ、相原君が言っていたけれど、確かに宮園君の

奥さんに似ているねえ」

「飛田部長、宮園さんには悪いが、こちらのお嬢さんの

方が断然華やかで美人だ。

それにこのおっぱい、日本人じゃあこうはならない」

 本人だと明かしたならどう言う表情をするだろうかと

可笑しくなる。

仮面を付けている所為もあるのだろうが、この反応なら

ばれずに済みそうだと少しほっとする。

「この仮面は取っちゃあ駄目なのかい?」

「決まりですから」

「つまんないなあ」

 あたしの右側に座っている田上社長がそう
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