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人妻緊縛倶楽部
第9章 人妻緊縛倶楽部 12-
まあ相原とはこれでお仕舞よね。

短かったけど、結構楽しませてもらったわよ」

 醜い言葉の羅列に気が遠くなりそうだっ

たけれど、兎に角今日夫の会社の同僚があ

たしとプレイするためにここに来る事だけ

は分かった。

ここを出なければいけない。

何時からか分からないけれど急いで着替え

て逃げよう。

もうここに居てはいけない。

「舞さん、あなたここから帰ろうと考えているでしょ」

 邪悪に見える笑いが桃子さんの表情に浮かぶ。

「身体、ちゃんと動くかしら」

 そう言われて言い知れない不安を感じ立ち

上がろうとしたのだけれど、身体が鉛の様に重い。

というかぼーっとして何か考えるのが億劫になる。

「なにか、ぼんやりしてこない?」

 言うとおりだった。考える事は出来るのに、

もっと深く考えようとすると面倒くさくなる。
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