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人妻緊縛倶楽部
第9章 人妻緊縛倶楽部 12-
 声で入って来たのは相原専務と分かった。

皆に挨拶をしているが普段とは違った尖っ

た声になっている。

「桃花、これはどう言う事だ!」

 相原専務は桃花さんを詰問している。

健人のつぶやきが聞こえる。

「やっと現れた、入っても問題ないです」

 桃花さんがしれっと相原専務に答える。

「あら、企画部の方たちの要望にこたえて

セッティングしたのよ」

 別な意味で室内に緊張が走る。

半裸の男性達は気まずい雰囲気の中、無言

であたしを取り囲むように集まっていた。

「そこに居らっしゃる宮園さんの奥様の舞

さんが、こういうプレーがお好きだと言う

ので・・・」

「桃花、黙れ!」

 あたしの名前を口に出した!桃花さんの

思惑通りあたしの事を洗いざらい皆に告げ

る気だ。

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