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依存
第4章 お腹が疼く
指で体内を掻き回されて狂いそうなほどに源心を感じながら泣くだけの私になる。
「もっと…、源心…、もっと感じさせて…。」
イクのが止まらないくらいに…。
お漏らしでベッドがビシャビシャになるくらいに…。
私は源心の愛撫に感じながら眠る。
幸せだったはずの愛撫が悲しみに変わると知った。
源心が私を感じさせれば感じさせるほどに私は源心が欲しくて身体中が疼く。
「源心が欲しいの…。」
疼く子宮を自分で抱き締めて眠りに堕ちるしか出来なかった。
「横田さん…。」
私を呼ぶ男の子…。
誰だっけ?
そう考える程度の男の子。
今は学校だから同じクラスの子かもしれない。
「今日、皆んなでカラオケに行くけど横田さんも来ないかな?」
はにかんで笑う男の子をぼんやりと見る。
再び、学校での人間関係が出来ない子に戻ってた。
源心と居る時間が欲しくて学校の子とは関わりを持たないようにしてしまう。
「行かない。バイトがあるから…。」
そう言って男の子から離れて歩く。
学校の近くには大翔さんが私を迎えに来てる。
大翔さんに男の子と居るところを見られるのが嫌だと思う。
最近は源心とギクシャクしてる自分が嫌い。
前みたいに素直に源心が好きだから傍に居たいと言えない。
源心の傍に居ると苦しくて源心が欲しいと我儘ばかりを言っちゃう。
早く大人になりたかった。
誰にも縛られない自由な大人に…。
だから子供には興味がないのに…。
男の子が私について来る。
「ついて来ないで…。」
そう言っても男の子がついて来る。
男の子が私の前に先回りして私に向かって頭を下げて手を差し伸べる。
「あのさ…、俺…、横田さんが好きです!俺と付き合って下さい!」
元気よく叫ばれた。