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依存
第4章 お腹が疼く



ベッドで時間を忘れるくらい源心と快楽を1日中楽しむ私はおかしいのだと思う。

それでも…。


「源心と居る方が将来の為になるから…。」


優等生の言葉で大翔さんを誤魔化す。

良い子のフリをすれば周りの大人達は私が源心の傍に居る事を許してくれる。

会社では大翔さんが余計な事を話す。


「早苗ちゃんに彼氏!?」


お喋りが大好きな野原さんが私の顔を覗き込む。

源心の会社では一番若い野原さん。

大学を出て源心に憧れて就職して来た人。


「早苗ちゃんはいいなぁ…、中学生の時から先生の会社でバイトしてるとか羨ましい。」


野原さんは源心を先生と呼ぶ。

源心が時々、大学で特別講師の仕事をするからだ。

源心の会社はいつも6人の社員が居る。

1人が独立すると1人が入って来る。

社員の皆んなが源心に憧れて源心の持つ技術を学んで独立するらしい。

私には難しくて源心の何が凄いのかがわからない。

早く大学に行って源心が選んだ同じ道を学びたいとか考える。

大人になりたいと焦る。

野原さんに


「彼氏じゃないです。彼氏とか要らないから…。」


とだけ答える。

それを聞いた島崎さんが私を見る。


「早苗ちゃんには大人の男が向いてると思う。」


島崎さんが野原さんに偉そうに言う。

今や源心の会社では古参扱いの島崎さん…。


「島崎さんに女心とか言われても…。」


彼女すら居ない島崎さんの言葉を野原さんが疑う。

野原さんは彼氏が居て、憧れの会社に就職して、今が一番幸せだと言い切れる女性だから…。


「俺は早苗ちゃんを中学の時から知ってんだよ。早苗ちゃんみたいに大人っぽい子には同級生の男なんかつまらない子供にしか感じないんだよ。」


島崎さんが私の心を見透かすように言う。


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