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依存
第4章 お腹が疼く

昔はぺたんこで源心が撫でるだけだった胸を今は揉んで乳首を押したりして触って来る。
「可愛かったよな…。」
懐かしげに源心が私を見る。
「今は?」
もしかして源心ってロリコン?
大人になった私には興味が薄れた?
泣きそうになると源心がキスをしてくれる。
「今は…、家から出したくない。俺だけの早苗にしたくて堪らない。」
「してよ…。」
「もう少しの我慢だろ?」
ここまで来れば、卒業までの後1年だと開き直るしかないと思う。
「約束だよ…。」
「約束する。」
私は源心のものになる。
お互いで浴衣の裾を捲り、股間と股間をピタリと合わせて擦り合う。
「あんっ…。」
「気持ちいいか?」
「もっと…、擦って…。」
「間違えて挿れるなよ。」
心も身体も源心と繋がりたい。
全てが源心のもの…。
私の気持ちは変わらない。
「早苗…、愛してる…。」
源心が腰を振る。
私はそれを口で受け止める。
久しぶりに味わう源心の味…。
苦いのに…。
苦しいのに…。
胸が痛み切なくなる。
毎日のように飲んだ事もある。
今は月に一度くらいになった。
源心の体力が落ちてる。
仕事で疲れてる日は私の身体にすら触らない。
果てた源心がだらしなく布団で仰向けになる。
昔は引き締まってた身体だった。
最近はお腹が少し出てる。
「源心…、運動不足…。」
「中年だからな…。」
「そんな事ないよ。」
「そのうち、早苗が満足出来なくなるかもな。」
「その時はオナニーするから見ててね。」
「早苗のオナニーはエロくて好きだ。」
源心が私を引き寄せる。
昔は私が源心に甘えて寝たのに…。
今は源心が私に甘えて先に寝る。

