この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遅すぎる初恋
第2章 告白
「まぁ今は信じなくてもいいよ。それより早く行かないといけないよね。先輩、その話はまた今度じっくりとね」
そう言うと、荷物をまとめて部屋を出る。
俺も慌ててその後を追って行った。
居酒屋に着くと、課長やら他の上司たちが待ちわびていた。
なにせ、今日の主役がいないんじゃ始められないし。
「西園寺、遅かったな。仕事は大丈夫だったか?」
課長と主任の隣へと促された西園寺は荷物を置きながら、シレっとウソをつく。
「すみません。僕がミスしちゃってて、宮内先輩に直してもらってました」
何だよ。その出来すぎた嘘は。
課長と主任の前には、大垣先輩と山下先輩(大垣先輩のさらに先輩)が座っていて、俺はその隣(西園寺の前)に座らされた。
人付き合いもあまり得意ではなく、正直この席は苦痛でしかない。
「ふぅん。2年間、後輩いなかったけど、しっかりと先輩になってるんだな」
課長が俺を見ながらニヤニヤと笑う。
あー! ホント、マジこの席は最悪。
西園寺がどうだかわからないけど、酒に弱い俺はこの酒豪たちに囲まれているのも地獄のようだ。
そう言うと、荷物をまとめて部屋を出る。
俺も慌ててその後を追って行った。
居酒屋に着くと、課長やら他の上司たちが待ちわびていた。
なにせ、今日の主役がいないんじゃ始められないし。
「西園寺、遅かったな。仕事は大丈夫だったか?」
課長と主任の隣へと促された西園寺は荷物を置きながら、シレっとウソをつく。
「すみません。僕がミスしちゃってて、宮内先輩に直してもらってました」
何だよ。その出来すぎた嘘は。
課長と主任の前には、大垣先輩と山下先輩(大垣先輩のさらに先輩)が座っていて、俺はその隣(西園寺の前)に座らされた。
人付き合いもあまり得意ではなく、正直この席は苦痛でしかない。
「ふぅん。2年間、後輩いなかったけど、しっかりと先輩になってるんだな」
課長が俺を見ながらニヤニヤと笑う。
あー! ホント、マジこの席は最悪。
西園寺がどうだかわからないけど、酒に弱い俺はこの酒豪たちに囲まれているのも地獄のようだ。