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遅すぎる初恋
第15章 すれ違い
3日間の出張を終えた紫音が帰ってきた。
あの電話があった次の日もかかってきたけど、寝たフリをして電話に出なかった。
メッセージにも入ってたけど、寝てたとしか言わなかった。

会社へ戻ってもやる事はたくさんあるらしくて、2課へ来ることはない。

電話を切った後に色々と考えたけど、日付変わるのに近い時間で男女が二人でいるのっておかしいだろ!という結論に至る。
紫音が他の人と、なんて考えたこともないし、考えられない。
けど……。

「はぁぁぁぁ」

思わず大きなため息が漏れる。
それを聞いてた大垣先輩が慰めてるつもりなのか、頭をガシガシと力強く撫でる。

「いたっ!! って、大垣先輩!!! 痛いです!!」

『何かあった? さっきからため息ばっかついてる』

元々面倒見の良かった人だけど子供が生まれたことによってさらに面倒見が良くなった気がする。

前までなら「ため息つくな。幸せ逃げるだろ」くらいしか言わなかったのに。

「別に何も……例えばですけど、奥さんが浮気してるかもって思ったらどうします?」

『まず、エリちゃんは浮気しないから』

すっげえ自信。
まあ大垣先輩が旦那なら奥さんも浮気なんて考えないだろうけど。

「もういいです。例えばなので」

この人に聞いたのが間違いだった。
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