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遅すぎる初恋
第16章 相談
半分というかほとんど酔っ払った勢いで何を話してるのかわからなかったけど、俺はペラペラと自分のことを話していたようだ。

「ホント、俺なんて普通の男だし、あんな綺麗な人が側にいるとそっちにいっちゃうんじゃないかって不安だし、何で俺と付き合ってんだろって……」

俺の意識はそこで途絶えた。
眠っていたようだ。





『宮内さん、しゃべりすぎでしょ。相手が男ってわかっちゃったよ。何で俺と、ね。そんなの決まってるよ。優しくて淋しがりやで何だか放っておけないんだよね』

「ん……しおん」

寝言? しおんって相手の男か?
そういや、会社の跡継ぎで年齢は俺の二つ下だっけ?

しおんという名の男に心当たりがある。
高3から専門2年の終わりまで付き合ってた高校の後輩。
たしか、けっこう良いところのお坊ちゃんでハーフ。
帰国子女でバイセクシャル。

『まさか、ね?』

そんな偶然あるわけない。
俺の元彼が宮内さんの現彼?

宮内さんをこんな風にさせる相手が誰だか知りたかった。
俺の知る男じゃなきゃいいけど。

スマホの連絡先から『しおん』という名を探す。
番号が変わってなければだけど。
俺は何年かぶりにその連絡先へ電話をかけてみた。
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