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遅すぎる初恋
第18章 二人の時間
結局あの日は1時過ぎまで佐伯さんと飲んでいた。
紫音との話を聞きながら酔いが覚めたタイミングで帰ることにした。
次の日は二日酔いでベッドから起きることができなかったけど。


火曜日。
今日は紫音が5日ぶりに帰ってくる。

朝から連絡があって、顔が緩んでしまう。

『19時にそっち着くからご飯食べて帰ろう』

たったこれだけなのに嬉しい。
俺ってこんな女々しかったんだなあと我ながら気持ち悪い。

『何か良いことあった?』

「大垣先輩。いや、どうしてですか?」

『分かりづらいんだけど、何か嬉しそうだなあと』

そんな顔に出てるのか……ホント気持ち悪いな、俺。

「まあ、ちょっと」

『わかった! 彼女できたんだろ?』

「え? あ、い、いや、まあ、そんなとこ、ですかね?」

『何で疑問形なんだよ。でもまあ良かったじゃん! お前、昔から女に興味なさそうだったから心配してたんだよ』

女に興味なかった?
いやいや、そんなことはないよな?
あれ? でも紫音のことを好きだし、俺マジで紫音以前に同性に興味あった?

高校は男子校でかっこいい奴はいた。
大学も学部内はほぼ男子でかっこいいなぁとか可愛いなぁとか思う奴はいた。
サークルでは大垣先輩がカッコよくて憧れてた。

ん? 俺の周りってそもそも女いなくね?
カッコいいとか可愛いの対象が男ばかりって……。

『うぉーい? 大丈夫か?』

大垣先輩が目の前で手を振っていて我に返った。
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