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遅すぎる初恋
第18章 二人の時間
紫音に腕枕されながら、仕事のことについて話し始める。
「東雲さんはオレが海外研修中に知り合った先輩で、本社部長の娘さんなんだ。オレの担当で営業とか色々教えてもらってた。その会社は東雲さんのお兄さんが継ぐことが決定してるんだけど、部長が東雲さんの嫁ぎ先に困ってたらしくて」
『お兄さんが仕事継ぐなら、妹はどこに嫁いでもいいんじゃなくて?俺はそーゆう家庭事情がよくわからないけど』
「そうなんだけど、大手企業の部長の娘だし、それなりに良いところに嫁がせたいみたいで、社長がオレを候補に挙げたんだ。一応本社の跡を継ぐ予定だし」
えっ?
てことは、紫音と東雲さんって……。
『それって、紫音が東雲さんの婚約者とかそーゆうこと!?』
「まあ、そーゆうことになるね」
『……そんなん、勝ち目ないじゃん。俺、男だし……紫音と』
結婚できないし。とは言えなかった。
別に結婚願望あるわけじゃないし、必ずしたいわけじゃない。
けど、このままずっと一緒にいれたらと思ってる。
結婚とかの形にはこだわらず、今と同じようにいれたらいいなと。
「東雲さんには、付き合いの長い彼氏がいるんだって。その人と結婚するつもりだから、オレとの婚約は破棄してくれって言われたよ」
『そうなの!?』
「それを社長に言ったら、3ヶ月で成果を上げること。契約を20本取れって条件出されちゃって。社長も自分は独り身だけど、オレには結婚して欲しかったみたいでさ」
「東雲さんはオレが海外研修中に知り合った先輩で、本社部長の娘さんなんだ。オレの担当で営業とか色々教えてもらってた。その会社は東雲さんのお兄さんが継ぐことが決定してるんだけど、部長が東雲さんの嫁ぎ先に困ってたらしくて」
『お兄さんが仕事継ぐなら、妹はどこに嫁いでもいいんじゃなくて?俺はそーゆう家庭事情がよくわからないけど』
「そうなんだけど、大手企業の部長の娘だし、それなりに良いところに嫁がせたいみたいで、社長がオレを候補に挙げたんだ。一応本社の跡を継ぐ予定だし」
えっ?
てことは、紫音と東雲さんって……。
『それって、紫音が東雲さんの婚約者とかそーゆうこと!?』
「まあ、そーゆうことになるね」
『……そんなん、勝ち目ないじゃん。俺、男だし……紫音と』
結婚できないし。とは言えなかった。
別に結婚願望あるわけじゃないし、必ずしたいわけじゃない。
けど、このままずっと一緒にいれたらと思ってる。
結婚とかの形にはこだわらず、今と同じようにいれたらいいなと。
「東雲さんには、付き合いの長い彼氏がいるんだって。その人と結婚するつもりだから、オレとの婚約は破棄してくれって言われたよ」
『そうなの!?』
「それを社長に言ったら、3ヶ月で成果を上げること。契約を20本取れって条件出されちゃって。社長も自分は独り身だけど、オレには結婚して欲しかったみたいでさ」