この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遅すぎる初恋
第18章 二人の時間
紫音に腕枕されながら、仕事のことについて話し始める。


「東雲さんはオレが海外研修中に知り合った先輩で、本社部長の娘さんなんだ。オレの担当で営業とか色々教えてもらってた。その会社は東雲さんのお兄さんが継ぐことが決定してるんだけど、部長が東雲さんの嫁ぎ先に困ってたらしくて」

『お兄さんが仕事継ぐなら、妹はどこに嫁いでもいいんじゃなくて?俺はそーゆう家庭事情がよくわからないけど』

「そうなんだけど、大手企業の部長の娘だし、それなりに良いところに嫁がせたいみたいで、社長がオレを候補に挙げたんだ。一応本社の跡を継ぐ予定だし」

えっ?
てことは、紫音と東雲さんって……。

『それって、紫音が東雲さんの婚約者とかそーゆうこと!?』

「まあ、そーゆうことになるね」

『……そんなん、勝ち目ないじゃん。俺、男だし……紫音と』

結婚できないし。とは言えなかった。
別に結婚願望あるわけじゃないし、必ずしたいわけじゃない。
けど、このままずっと一緒にいれたらと思ってる。
結婚とかの形にはこだわらず、今と同じようにいれたらいいなと。

「東雲さんには、付き合いの長い彼氏がいるんだって。その人と結婚するつもりだから、オレとの婚約は破棄してくれって言われたよ」

『そうなの!?』

「それを社長に言ったら、3ヶ月で成果を上げること。契約を20本取れって条件出されちゃって。社長も自分は独り身だけど、オレには結婚して欲しかったみたいでさ」
/150ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ