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遅すぎる初恋
第19章 成果と報酬
社長室と書かれた場所まで連れてこられ、俺の嫌な予感は的中。
その男は緊張してるのか力強くドアをノックする。
ここって、まさか……。
『アレン! 無事に婚約解消はできたよ』
そう言って東雲さんはアレンとかいうキャップ男に抱きついた。
いまいち状況が飲み込めてない俺。
驚いて目を見開いてる紫音と恐らく社長と、誰だ後の二人は。
『お父さん。約束通り、仕事はしたから。アレンとの交際認めてください』
社長の隣にいる人に向かって頭を下げたから、あの人が部長か。
その隣にいる少し若い男性はアレンを睨んでいるようにも見える。
『梓、アレンはまだ学生だろ!? お前、今年29だぞ?』
東雲さんって、同じ年くらいかと思ってたけど、まあまあ年上だったのか。
現実逃避じゃないけど、そんなどうでもいいことが過ぎる。
そしてアレンはやっぱり学生か。
『兄さんは黙ってて。アレンだって後5年すれば大学卒業して、いずれは実家の病院を継ぐ予定だし。そりゃあ年齢差はあるけど』
あいつ、医学部なのか!?
医者になるのに性格とか関係ないだろうけど、とてもそんな風には見えなかった。
『後5年って、お前何歳になると思ってるんだよ』
兄妹喧嘩?は止まることを知らずに俺たちはその場で立ち竦んでいた。
「ところで、さっきから紫音の後ろにいるのは誰なんだ?」
突然、社長に言われ、第3者を装っていた俺は緊張で背筋がピンと伸びた。
その男は緊張してるのか力強くドアをノックする。
ここって、まさか……。
『アレン! 無事に婚約解消はできたよ』
そう言って東雲さんはアレンとかいうキャップ男に抱きついた。
いまいち状況が飲み込めてない俺。
驚いて目を見開いてる紫音と恐らく社長と、誰だ後の二人は。
『お父さん。約束通り、仕事はしたから。アレンとの交際認めてください』
社長の隣にいる人に向かって頭を下げたから、あの人が部長か。
その隣にいる少し若い男性はアレンを睨んでいるようにも見える。
『梓、アレンはまだ学生だろ!? お前、今年29だぞ?』
東雲さんって、同じ年くらいかと思ってたけど、まあまあ年上だったのか。
現実逃避じゃないけど、そんなどうでもいいことが過ぎる。
そしてアレンはやっぱり学生か。
『兄さんは黙ってて。アレンだって後5年すれば大学卒業して、いずれは実家の病院を継ぐ予定だし。そりゃあ年齢差はあるけど』
あいつ、医学部なのか!?
医者になるのに性格とか関係ないだろうけど、とてもそんな風には見えなかった。
『後5年って、お前何歳になると思ってるんだよ』
兄妹喧嘩?は止まることを知らずに俺たちはその場で立ち竦んでいた。
「ところで、さっきから紫音の後ろにいるのは誰なんだ?」
突然、社長に言われ、第3者を装っていた俺は緊張で背筋がピンと伸びた。