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遅すぎる初恋
第5章 セフレと恋人の違いとは?
違う。そうじゃなくて!!!
「それは、ちょっと置いといて。冷静に考えたら、西園寺に対してすごい酷いことをしたんじゃないかって、思って……」
「酷いこと? 和哉さんは何もしてないでしょ。だって誘ったのはオレだし」
「えっ? あ、へっ? そ、そーなのか?」
確かに誘われたのは事実だけど。でもだからって、それに甘えて良かったわけじゃないよな?
「和哉さんってオレと一つしか変わらないのに、異常に真面目だよね。男なんて大抵適当に初めて終えるよ。今だって、オレにちゃんと返事してないのに、ヤっちゃってどうしようか悩んでるよね」
何で、俺の考えてることをわかるんだよ。
何も言えずにいると、タイミングを計ったように頼んだものが運ばれてきた。
「西園寺からの好意を適当にしたまま、ヤルことだけヤルってのはやっぱり酷いことだろ」
「オレがそれでいいって望んだんだから、和哉さんは気にすることないって。それにオレはまた和哉さんとしたい。和哉さんがオレに対して恋愛感情なくても嫌じゃなきゃ、またやろうよ」
紫音の言葉に危うく食べているものを詰まらせるところだった。
それって、セフレっていうやつなんじゃ……。
「紫音、お前なあ……」
「やっと、紫音って呼んだ。和哉さんに名前で呼ばれるの好きだなあ」
嬉しそうにニコニコ笑う紫音に俺はまたもや真っ赤になってしまった。
「それは、ちょっと置いといて。冷静に考えたら、西園寺に対してすごい酷いことをしたんじゃないかって、思って……」
「酷いこと? 和哉さんは何もしてないでしょ。だって誘ったのはオレだし」
「えっ? あ、へっ? そ、そーなのか?」
確かに誘われたのは事実だけど。でもだからって、それに甘えて良かったわけじゃないよな?
「和哉さんってオレと一つしか変わらないのに、異常に真面目だよね。男なんて大抵適当に初めて終えるよ。今だって、オレにちゃんと返事してないのに、ヤっちゃってどうしようか悩んでるよね」
何で、俺の考えてることをわかるんだよ。
何も言えずにいると、タイミングを計ったように頼んだものが運ばれてきた。
「西園寺からの好意を適当にしたまま、ヤルことだけヤルってのはやっぱり酷いことだろ」
「オレがそれでいいって望んだんだから、和哉さんは気にすることないって。それにオレはまた和哉さんとしたい。和哉さんがオレに対して恋愛感情なくても嫌じゃなきゃ、またやろうよ」
紫音の言葉に危うく食べているものを詰まらせるところだった。
それって、セフレっていうやつなんじゃ……。
「紫音、お前なあ……」
「やっと、紫音って呼んだ。和哉さんに名前で呼ばれるの好きだなあ」
嬉しそうにニコニコ笑う紫音に俺はまたもや真っ赤になってしまった。