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遅すぎる初恋
第6章 番外編:ヒトメボレと初恋【紫音編】
次の日。初出社で簡単に自己紹介をしてから、オレの指導係だという、宮内さんを紹介された。
課長から名指しで指名され、オレは大袈裟に言えば運命らしきものを感じていた。
当の本人はそんな大役に酷く慌ててたようだけど。
「宮内先輩。よろしくお願いします」
そう言って微笑めば、何ともいえない顔をする。
何それ。可愛いんだけど。
宮内先輩はどちらかと言えばコミュニケーション取るのが苦手なタイプなようで、年下後輩のオレと話すときも、少しおどおどしている。
「それじゃこれの英訳をやってみて」
渡された資料を確認しながら、言われたように英訳していく。
膨大な量の英訳を担当しているのが主に宮内さん。
本人はそれが苦手なようでパソコンと格闘しながらキーボードを打っているようだ。
後から聞いた話では、英訳にするのがするのが苦手なだけで、英語だろうが日本語だろうが文章打つのは苦ではないらしい。
自分では謙遜しまくるけど、実際には上司や先輩受けが良く、若いのに仕事ができると言われている。
たまにチラっと先輩の方を見ると、隣の大垣さんと仲良いのが腹立つけど。
大垣さんはどちらかと言えばスキンシップの激しい人で目上の人以外には同じように接する。
だけど、その中でも宮内さんには触りすぎ。
課長から名指しで指名され、オレは大袈裟に言えば運命らしきものを感じていた。
当の本人はそんな大役に酷く慌ててたようだけど。
「宮内先輩。よろしくお願いします」
そう言って微笑めば、何ともいえない顔をする。
何それ。可愛いんだけど。
宮内先輩はどちらかと言えばコミュニケーション取るのが苦手なタイプなようで、年下後輩のオレと話すときも、少しおどおどしている。
「それじゃこれの英訳をやってみて」
渡された資料を確認しながら、言われたように英訳していく。
膨大な量の英訳を担当しているのが主に宮内さん。
本人はそれが苦手なようでパソコンと格闘しながらキーボードを打っているようだ。
後から聞いた話では、英訳にするのがするのが苦手なだけで、英語だろうが日本語だろうが文章打つのは苦ではないらしい。
自分では謙遜しまくるけど、実際には上司や先輩受けが良く、若いのに仕事ができると言われている。
たまにチラっと先輩の方を見ると、隣の大垣さんと仲良いのが腹立つけど。
大垣さんはどちらかと言えばスキンシップの激しい人で目上の人以外には同じように接する。
だけど、その中でも宮内さんには触りすぎ。