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遅すぎる初恋
第6章 番外編:ヒトメボレと初恋【紫音編】
オレってこんな嫉妬深いっけ?

今までの恋人たちには感じたことのない気持ちが湧き上がってくる。
もし、仮に大垣さんが女性なら多少諦めつくけど、同性だし、目の前で仲良くされると羨ましい反面イヤな気持ちになる。

そんなことを考えながら、パソコンと向かっていたら、背後から宮内さんの声が聞こえた。

「西園寺、終わりそう?」

「すみません、もう終わります」

最後の文章を打ち終えて、振り向くと、一瞬だけビクっとした宮内さん。
そして何故かオレから視線を外さない。
少し赤くなって、見開いた目で見るのが可愛くて、度の強そうな黒縁眼鏡を外してみた。

「コンタクトにすればいいのに」

無意識にそんな言葉が漏れる。
眼鏡を外すと、野暮ったさがあった顔は意外と童顔で瞳も大きくて女ウケ良さそうだ。いや、女だけじゃないか。男にもモテるだろう。特に体格良い男ならこの人みたいな可愛いタイプはすごく好きだろうし。
そう考えただけで、腹の底から何かが湧き上がってくる。

「返せよ、それないと見えない」

今更、眼鏡外されたことに気づいた宮内さんが慌てるように言う。
その焦ったような顔も可愛い。

あー、すごい好き。

オレは我慢できずに自ら宮内さんの唇を塞いだ。

「先輩、オレの好みのドストライク。付き合ってよ」
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