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遅すぎる初恋
第7章 広がる世界
「え、どうして?」

「だって、ここ。キスマークついてる」

そう言って首の付け根より少し左下あたりを指でなぞる。
自分で見えないから知らなかった……。
これつけた犯人は一人。俺の童貞を捧げたやつ。

「でもさ、ここに付いてるのって、かなり積極的な彼女だよね。それか、」

そこまで言うと、さらに耳元で小声で囁く。

「抱かれる側、とかだったり?」

異性とのセックスで男が抱かれる側ってあるんだろうか。
俺の知る限りじゃ、男はどちらかといえば、抱く側のような気がする。
佐伯さん、もしかして紫音と同類?

「たぶん、それは、ちが……う」

だって、あの日。
俺は紫音の中へ挿れたし。
どちらかと言えば抱く方?
挿れる以外はヤラレっぱなしだったけどな。

「ごめん。冗談だよ。宮内さん見てたらからかいたくなっちゃって。美容師がこんなことしちゃダメなんだけどね。積極的でもちゃんと愛されてていいなあ!」

マッサージを再開した佐伯さんが羨ましそうに言う。

「背中って自分じゃ見えないでしょ? だから、つけた側としては、自分のだから手出さないでって意味があるらしいよ」

何だよ、それ。本当バカ紫音。

「ま、宮内さんみたいな彼氏なら取られたくない気持ちわかるけど」

佐伯さんがそんな呟きを言ってたことに俺は気づかなかった。

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