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第10章 開花されたS

「和哉さん、指だけじゃ嫌だ」

紫音がＴシャツを捲り上げると、程良い筋肉質な上半身、感じたままの乳首が露わになる。

「なんか、エロっ」

思わず言葉に出すと紫音の頰が染まる。
照れてんのも可愛い。
もしかして、言葉に出されるのも弱いのか？

捲り上げたＴシャツの裾を掴み、脱がせ、乳首を吸い付くように舐める。片方を舐めながら、もう片方を指でつまんだり、撫でたり。

「あっ、ん、ん、んぅぅ、」

頭の上から耳へ響く。
首筋、喉仏、耳を舐めながら移動する。

「その声もっと聞かせて」

耳元へ低音で囁くように言ってから、耳の中を舌で刺激する。

「あっ、んぅぅん、ん、そこ、は、ん、ん、だ、め、ん、」

弱いところ発見。
ワザと音を立てながら、耳の中へ刺激を与えると、頭を動かしながら避けようとする。
荒い息遣い、喘ぐ声に興奮した俺は熱くなった自身のモノを紫音の腹に押し付けていた。

「紫音マジでエロい。そんな声出されたら我慢できねえよ」

「和哉さんのがエロいよ。何でオレの弱いところばっかわかるの」

「わかんないよ。わかんねえから色々試してんの」

「和哉さん、天性の攻め体質だね。言葉で攻められるのも弱いんだよね」

「知ってた。なあ、俺のコレ、舐めて」

「いいよ」

そう言うと、俺は紫音の上から退いて、服を脱ぎ捨てるとベッドに仰向けになる。

紫音が俺の上に跨り、首筋から鎖骨、胸、腹を舌と唇で愛撫していく。