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遅すぎる初恋
第12章 番外編:気になる人は彼氏持ち【佐伯竜也編】
肩と首をマッサージしながら、ズレたタオルを直そうとワイシャツの襟を広げると、左肩よりも少し下あたりに赤い跡が薄くついていた。
最初の見た目から勝手に彼女はいないって決めつけていたから、そんなところにそんなものをつけているのに驚いた。
へー。宮内さん、彼女いたのか。
気になる程度だけど、失恋した気分。
だから少しだけ意地悪をしたくなった。
「宮内さん、彼女いるんだ? 羨ましい!」
そう言えば驚いた反応をする。
「だって、ここ。キスマークついてる」
跡のついてる部分を指でなぞる。
宮内さんの身体がピクっと反応するから、もっと虐めたくなった。
「でもさ、ここにつけるのってかなり積極的な彼女だよね」
真っ赤な顔。目が動揺を隠せてない。
「それか、抱かれる側だったりして」
まさかとは思ったけど、宮内さんについてる跡は女はあまりつけない場所。
どちらかといえば、男に抱かれてバックの体勢になったときに覆い被さるように相手が抱きついてきたら、つけそうな感じがする。
そう言えばすごく慌てるからあながち間違ってないのかも、と思ったけどどっちにしても自分の気持ちに気づく前にフラれたのは間違いない。
最初の見た目から勝手に彼女はいないって決めつけていたから、そんなところにそんなものをつけているのに驚いた。
へー。宮内さん、彼女いたのか。
気になる程度だけど、失恋した気分。
だから少しだけ意地悪をしたくなった。
「宮内さん、彼女いるんだ? 羨ましい!」
そう言えば驚いた反応をする。
「だって、ここ。キスマークついてる」
跡のついてる部分を指でなぞる。
宮内さんの身体がピクっと反応するから、もっと虐めたくなった。
「でもさ、ここにつけるのってかなり積極的な彼女だよね」
真っ赤な顔。目が動揺を隠せてない。
「それか、抱かれる側だったりして」
まさかとは思ったけど、宮内さんについてる跡は女はあまりつけない場所。
どちらかといえば、男に抱かれてバックの体勢になったときに覆い被さるように相手が抱きついてきたら、つけそうな感じがする。
そう言えばすごく慌てるからあながち間違ってないのかも、と思ったけどどっちにしても自分の気持ちに気づく前にフラれたのは間違いない。