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遅すぎる初恋
第13章 同棲
「着替えてくるね」

そう言って自室へ行くのを見届けてから、リビングのテーブルに二人分のチャーハンを並べた。

「こーゆう何気ない日常を好きな人といれるのっていいよね。仕事から帰ってきて和哉さんの手料理食べれるとかホント幸せ」

普段から恥ずかしい台詞を最中じゃなくても言う紫音だったけど、俺が昨夜あんな状態になったからか、今日はいつも以上に気にかけられてる気がする。

食べ終わり、食器を洗い終わってから、紫音は自分が座っているソファーの横をポンポンと叩く。

隣に座ると肩を抱くからバランスを崩しそうになった。
見上げればキレイな顔が優しく笑って見下ろす。

その顔が近づき、ちゅっと軽いキスをするから、紫音を無理させないように頑張って耐えていた俺の理性が崩れかける。
体勢を変え、紫音と向き合い離れた唇を追いかけるように俺からキスをする。

「今日は我慢しようと思ったのに煽ったお前が悪い」

深く口付けする紫音。
少し離れて見ると熱っぽい視線を向けられる。

「だから、煽んなって。マジで我慢できねえ」

「我慢しなくていいよ。オレも和哉とヤリたい」

そう言われ、俺は遠慮なく紫音をソファーへ押し倒す。
唇から順番に紫音の弱いところへ口付ける。
耳の中を舐めると、紫音の身体がピクっと動く。
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