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お良の性春
第3章   悶絶 寝屋の戒め四ヶ条
 まったく声にならなかったら問題なかったのに、一部が声になって漏れた。

 「アレー。お尻ィー。そこはァー。そこォー、そこ、そこ、絶対ィー」

 なんと「尻が絶対いいのか」と源一郎が勘違いしたから、問題は、さらにこんがらがってゆく。

 源一郎はお良の見事なまでに丸みを帯びた真っ白な尻に、そして尻の割れ目に向かってむしゃぶりつく。

 初夜からの「菊門責め」はいささか過激すぎる。

 さすがのお良も「拒むべからず・・・」とかなんとか言っている場合ではない。

 再び仰向けに反転して尻への攻撃から逃れようとするお良。

 「必ず仰向けに寝てください」と言ったおミネの言葉が卑猥な笑い声とともにお良の耳をよぎる。

 まるで男女対抗で寝技をしているような淫らな二人の動き。
 どこを触られてもお良にはたまらない快感が走る。
 仰向けになったのは正解であった。
 源一郎の興味は正常化して胸の豊かな膨らみに向かう。

 お良の乳首は痛いほど固くなって尖った。

 触れられる痛み、痛みをも忘れさせる快感。
 源一郎はお良の背に腕をまわすと、ぐっと引き寄せ、乳首を吸った。
 お良は仰け反って耐えた。

 「ううっ」堪忍、堪忍してーー。
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