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男子校だけど!姫がいます!
第6章 男子校のメイドカフェ
桐田は自宅マンションで電話している。

「はい…そうです…いや….偶然と言うか…猪狩 源一郎君が私の担当になりまして…別に先生には…迷惑はかけませんので….」

電話の向こうの秘書が言う。

「何が目的なんだ…我々はユスリやタカリには応じないぞ」

「ですから…先生には…ご迷惑かけません。私は真実の確認ですよ!それだけです…金銭的な事は望んでいませんから」

黙り込む秘書…すると声の主が変わった。
源一郎の母の代議士本人が出た。

「どこの誰だか知りませんが、源一郎の事を探り当てもあなたの立場が危なくなり、また源一郎は姿を消す。それだけですよ」

「先生…その言葉で充分ですよ…」

「ご理解していただいた事を願うわ…」

背筋が凍りそうな冷たい声の後、電話は切れた。
切られたスマホを机の上に置く。

ボシュ! ジッポを点けラッキーストライクに火を着ける。
乾いた味に目が冴える。深々と煙を吸って吐き出す。

(あのココアってヤツ…まさか政治家の子供だとはな!予想外だったな…調べてみるもんだな)

タバコを味わい灰皿で火を消すとグラスの水割りを飲む。

(別にオレは政治家のスキャンダルなんか、どうでもいいからな…今度はアイツを抱いてやるか…)

桐田はレイプまがいでココアを陵辱する様を想像して、ペニスを硬くした。







そして学園祭の開催日がやって来た!


「さぁぁ!皆さん今日一日張り切って行きましょう!」

机の上に立ちメイド姿でココアがメガホンで叫んでいる。

「おおー!」
クラス一同の雄叫び!

「立て国民!ジーク・ジオン!」

「ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!」

完全に何かを間違えている2年A組。
廊下で一人でサンドイッチマンになっているクーちゃん。

(もうアホすぎて、つっこむ気もないわ…)





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